五藤光学15センチ屈折赤道儀にE-ZEUSを装着

画像五藤光学製15センチ屈折赤道儀にE-ZEUSを装着致しました。
同赤道儀へのE-ZEUS化への改造のお見積り依頼は、過去に何件かありましたが、最初のステップとして赤緯の全周改造(全周ウォームホイールの取り付け)が必須な為、費用面で改造を見送りするという事が多々有りました。
この度、㈱昭和機械製作所さんのご協力により、この五藤製大型赤道儀を工場へ持ち込みせずに、現地で赤緯の全周ウォームホイールと赤経、赤緯のモーターを取り付ける事が初めて出来ました。
現地で改造が可能な為、費用も半分近くに抑える事が可能となりました。
また強力なモーターと、コンディションの良い赤道儀だった事もあり、400倍速ほどの高速自動導入が可能となり、導入精度も申し分無く、昼間のテストで太陽を基準に金星やベガの導入が簡単に行う事が出来ました。
ただし、この手の大型赤道儀については(メーカー製の)***型と言っても、手作り部分が多くあり、各個体ごとに構造や寸法が異なる事が当たり前の為、今回実績を作りましたが、同型の赤道儀でも改造には細かく打ち合わせを行う必要があります。
時間が掛かり簡単な改造では有りませんが、今回のこの五藤光学製の赤道儀を自動導入化へ改造する事で、間違えなく最新型の赤道儀以上のすばらしいシステムに変わった事は間違えありません。

PH-1s(PanHeadEQ)でのおもしろい使いかた

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PH-1s(乾電池式)のポータブル赤道儀を持って、インドネシアのジョグジャカルタへ行かれたお客様が
星の撮影以外で何か別の使いかたを色々考えていらっしゃって、こんな映像を紹介して下さいましたので、
下記のURLへアクセスしてみて下さい。
http://www.youtube.com/embed/cT6H9R-Fi6M
撮影内容:
 撮影場所:インドネシア プランバナン遺跡
 日時:2013年1月2日
 使用機材:
  - カメラ:EOS KissX6i
  - レンズ:EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM (15mmで使用)
  - パン装置:PanheadEQ(PH-1s) 乾電池で駆動
  - 三脚: GITZO 00型 G0027(超小型三脚)
 パン速度:南半球モードで40倍速
 コマ間: 1コマ/秒

撮影風景は下記です。
http://www.youtube.com/embed/1IvUm6L8Og8

スカイバード店舗解体工事

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当店「スカイバード」は店舗建物の建替えを行なう事になり、本日1月21日より、現店舗の解体工事が始まりました。
昨年よりブログの更新が出来ていませんでしたが、工事業者さんとの打ち合わせや、在庫品などの引越しや移動で多忙な日々を過ごしていました。
今の店舗は平成7年に建てて依頼、年々在庫品や、私物の望遠鏡が増え続け、足の踏み場も無いほどのお店らしからぬ店内となってしまいました。
逆に、お店の片隅にはお宝が眠っていたりした為、それを目当てにご来店されるお客様が多くいられました。
そんなお客様にはいつも、「散らかっていて申し訳御座いません」などと、誤っていましたが、「だからお店に足を運んでいるのです」と、思いもしなかったお言葉をいつも頂いておりました。
しかし、今回の建替えで、少しは整理整頓を長い事続けてゆき、いつまでもきれいなお店にしていこうと心がけていこうと思います。
本日は、ハウスメーカーさんと解体業者さんが、朝早くからトラックや資材を持ち込み、早速作業を始めました。少し寂しくなってしまいましたが、新店舗が8月頃に完成するので、心も前向きに気持ちを入れ替えました。
長い間、スカイバードに足を運んで頂きましたお客様へはご愛好頂きまして有難う御座いました。
工事は現店舗の解体が終わり次第、国分寺市の遺跡発掘調査が入り、その後に新築工事が始まる予定です。
店舗休業中でも、ホームページ上では、営業業務は可能な限り行なっていきますので宜しくお願い申し上げます。


本日は三鷹・星と宇宙の日2012

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10月は、福島県滝根町での第一回星の村天文台スターライトフェスティバル(画像)へ出店と、近所の学校での観測会などイベントが多い月です。
そして本日は昨日(26日)に続き、国立天文台三鷹での一般特別公開(三鷹・星と宇宙の日2012)が開催されます。
当店も天文台グラウンドにて観望会のお手伝いをさせていただきます。
天気が西から下り坂との予報ですが、昼間の太陽の観察でも出来れば良いなと思っています。

乾電池内臓タイプのPanHeadEQ(PH-1s)

画像人気のポータブル赤道儀 PanHead EQ PH-1の姉妹機、PH-1s(ピーエイチワンエス)についてご案内致します。
基本性能はPH-1と同様で、丈夫な三脚に載せれば200mm望遠レンズを数分間は追尾できるスペックは持っています。
PH-1との大きな違いは単三乾電池2本を内蔵したこと。
1時間40分の駆動ができます。もちろん外部電源端子は備えています。USB電源でプレイステーションポータブル用の端子になっています。
三脚装着用ウエッジを省略して、よりコンパクトになっていますが、ご要望が有れば写真の様にウエッジをオプションでお付け致します。
PH-1の追尾速度が恒星時・2/3倍速・月時・太陽時・順行40倍速・逆行40倍速の6速なのに対して、恒星時・2/3倍速・順行40倍の3速。もちろん南半球対応です。
別売リモコンボックスを付けると、停止・2倍速・順行40速・逆行40速が追加されます。
リモコンは観望用の小型望遠鏡を搭載する場合に便利です。
オートガイダーも装着可能です。
「これは便利! ポタ赤には必要な機能」と高評価をいただいているスタンバイ・ボタンもあります。

PanHead EQのこだわりは「カメラボディーと同じ大きさにする」ことです(※画像参照)。
カメラバッグにポン! と入れて出かけたいですからね。
詳細はこちら(ホームページにリンク)をご覧ください。

TOAST-proグレードアップ、STAGE-1完成!

画像残暑厳しい日が続いていますが、一日の終わりはやっぱり冷えたビールですね。
さて、24日の金曜日からは胎内星祭りです。今年も当店「スカイバード」は、自前のテントを持参して、たくさんの掘り出し物を持って行きますのでお楽しみに。
ところで、表題の通り 先日お伝えしたTOAST-proのポン付け改造ですが、早速クランプ付きターンテーブルとTOAST-proに取り付けるためのアダプターが仕上がってきました。
写真がワンオフで削り出したパーツ類です。
ターンテーブルはSWAT-200を流用してます。
なんだかクロームメッキされた立派なクランプですね。補助クランプはTOAST-proと同じニッケルメッキの汎用品です。
センターにスピンドルが付けられていて、滑らかな回転が可能になったそうです。
 さて、早速取り付けてみましょう。
まず、TOAST-proの台座部分を外すとφ25mmの極軸が現れます。そこにユニテックで作ってもらったφ40mmのアダプターを取り付けます。
この太さの違いはすごいです。数字以上の迫力を感じますね。
SWAT-200は中型赤道儀並みの極軸の太さだそうです。そして、ターンテーブルを取り付ければ、ご覧の通りあっという間に完成。いたって簡単です。
 回転の具合を確かめてみると、ものすごくスムーズに回ります。普通の赤道のような感じですね。
確かにTOAST-proのとは比較にならないほどスムーズす。
試しにカメラを載せてみましたが、まったく問題なく粗動回転できます。
ちょっとした構図の変更などに便利そうです。あと楽しみなのが、この秋にユニテックから発売予定のドイツ式赤緯軸です。
この粗動回転できる極軸と組み合わせれば、写せない範囲が大幅に減って、かなり使いやすいドイツ式赤道儀が出来上がりそうです。
だた、TOAST-proの場合、耐荷重が大きくないので、あまり重たいものを乗せると問題が出るかもしれません。
そのあたりは自己責任ですね。
ドイツ式赤緯軸が発売されたら、その姿もご紹介したいと思います。
 そうそうユニテックさん、調子に乗ってポラリエ用のアダプターも作るといってます。ホントにポラリエがドイツ式赤道儀になるんですかね。どうなるか楽しみにしてましょう。
 最後にSWAT-200とTOAST-proが仲良く並んだツーショット。どちらも格好いいですね。
今回は、お客様のご依頼があって、ワンオフ製作してもらいましたが、同様のご要望があれば、お気軽にお問い合わせください。10台くらいまとまるようなら、お求めやすいお値段で作れるとのことです。
概算ですがターンテーブルとアダプター含めて12,800円程度で製作可能です。
 さて、次はモータードライブのアップグレードですね。進化は止まりません。

TOAST-proを最新型に…。

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 写真はお客様からのご依頼でお預かりしたTOAST-proです。
卓上スタンドは本日入荷したユニテックのSWAT-200用のモノなのですが、カメラネジがついたアダプターが付属していてご覧のようにTOAST-proやカメラ雲台(自由雲台など)も載せられます。
アダプターはテーパーのついた勘合式になっているので着脱はワンタッチで出来る優れものですよ。
現在店頭に在庫が御座いますので、興味のある方はお問い合わせください。
 さて、TOAST-proですが、この手のポータブル赤道儀としては先陣を切って発売されたのですが、さすがに最近発売されたSWAT-200やポラリエなどと比べると機能的に見劣りしてしまう部分も出てきました。
まずモータードライブの変速機能ですが、恒星時と2分の1だけなので、オートガイダーにも対応してません。
ターンテーブルも取り外し可能な勘合式になっていて、一見クランプを緩めると回せそうに見えますが、カメラなどの荷重がかかるとスムーズに回すことは出来ません。
これはポラリエも同じです。お客様からは「せっかく持っているので、これを最新型に負けない機能にして欲しい。」というものでした。
ならばということで、ユニテックさんに相談したところ、SWAT-200のパーツを流用してワンオフで作っていただけることになりました。
まるでクルマのチューニングをスペシャルショップで楽しむように望遠鏡にも高性能なアフターパーツがあってもいいですよね。
それで今回依頼した内容は、モータードライブをSWAT-200と同様のオートガイダー対応の変速機能付きにしてもら
うこと、そしてターンテーブルをカメラを搭載してもスムーズに粗動出来るようにすること。
この2箇所の改造を施すことにしました。
近いうちにユニテックから発売されるアリ溝システムやドイツ式赤緯軸にも対応できるので、更に便利になると思います。
もちろん、元の状態に戻せるようにポン付けで取り付けできるようお願いしました。
さて、どんな結果になるでしょうか・・・?。私も楽しみにしています。またブログでご紹介します。

話しは変わりますが、当店からもPanHeadEQというポータブル型の赤道儀を販売しておりますが、SWAT-200に負けず劣らずの性能を持っています。
物としての価値観というか、美しさはさすがにSWAT-200はすばらしい出来です。
私自身も物にはこだわる方なので、性能も見た目も両方手に入れたいタイプです。(お財布の中身は別として・・)
PanHeadEQをご注文頂いたお客様は、品物が届いてビックリした方もいらっしゃいます。これって新品ですか?という様な内容です。「すみません、PanHeadEQは外観よりも中身で勝負です。」と返事をさせて頂きました。
今後も、お客様のご意見を反映させたより良いものを作っていきたいと思います。


来月は星祭り

画像関東地方の梅雨明けまであと1~2週間でしょうか?
本日、原村星祭り実行委員会より、パンフレットと案内が届きました。
当店(スカイバード)も毎年参加している原村星祭り(8/3~8/5)ですが、今年の主な展示品は、ミヤウチから販売が開始された対空双眼望遠鏡BJ-100iC、当店オリジナルポータブル赤道儀のPanHeadEQ(PH-1)、そしてユニテックから発売された星野写真専用赤道儀SWAT-200の展示を行います。
その他パーツのジャンク品や、特価品を販売致しますので当日は当店ブースへぜひお立ち寄り下さい。
SWAT-200につきましては、ただ今(7/11現在)スカイバード店頭にて各色、各一台ずつ在庫が確保出来ていますので、すばらしいスペックのSWAT-200をお早めに手にして下さい。
PanHeadEQ(PH-1及びPH-1s)につきましては、ご予約順に出荷が始まっておりますので、まだお手元に届いておられないお客様へは、もう暫くお待ち頂きますようお願い申し上げます。
さて、今年の夏も節電を心がけたいと思っていますので、店内は光学機器がたくさんあるので、冷房はほどほどに(控えめに)涼しくしますが、店内の照明については昨年から半分の明るさにしており、夏場は更に節電を意識し半分以下にします。しかし必要に応じて照明は点灯させますのでご理解をお願い申し上げます。
さて、当店HPには掲載しておりませんが、現在店内にMeadeのLX200-30シュミットカセグレン望遠鏡のピラー脚仕様の中古が一台御座います。程度は大変良く、まるで新品の様です。
ご興味有る方がいらっしゃいましたらご一報下さい。
(メールskybird@kzc.biglobe.ne.jp)

PanHeadEQを装い新たに

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ポータブルタイプの赤道儀が大変人気です。
当店で販売をしていますオルゴール赤道義(Music Box EQⅡ)は、ポータブル型赤道儀の先駆けとも言えますが、ゼンマイ駆動ながら、高い精度を備えた事がユーザーに認められております。
そんなブーム(?)の中、より精度を追及して発売した、電動式のPanHeadEQは、お陰様でファーストロットが完売致しました。(ファーストロットの部品が無くなったため)。
セカンドロットでは、お客様のご意見を反映してモデルチェンジを行ないました。
嘲笑を恐れずに言えば、PanHead EQ は最近の自動車の設計のように、各セクションが「プラットホーム化」されています。
自動車が、車台/エンジン/ボデー/気化器系/コンピュータのプラットフォームを組み合わせて様々な車種を
作れるのと同じく、各セクションの組合せで新機種の製作がとても簡単にできるように設計されているのです。
新型はPanHead EQ・PH-1 と同PH-1s の2機種です。
今までと同様に外部電源タイプ(PH-1)に加わえて、電池を内蔵したタイプ(PH-1s)を、装いを新たに発売します。
基本的なスペックは変わりませんが、工程の見直しにより組み立て時の調整のし易さを追及した事で、生産効率のアップを達成しました。
また、新型では手元照明は省略しました。高度計の分度器はオルゴール赤道儀 MusicBOX EQ と同じで、ボディーカラーも同様にしました。
お客様が「必需品」とおっしゃるスタンバイ・ボタンはもちろん引き継ぎました。
リモコン/オートガイダー端子もあります。東西の40倍速は望遠鏡や望遠レンズを搭載したときに非常に便利です。
新型のPanHeadEQは順次ホームページにてご紹介したいと思います。
ポータブル型の赤道儀については、7月にはサイトロン・ジャパンから「ナノ・トラッカー」と、ユニテックから「SWAT-200」が発売になります。
どちらも店頭にて展示品をご用意しておりますので、ビクセンの「ポラリエ」と共に見比べて下さい。

金環日食・部分月食・金星の日面経過などの食現象ラッシュが終わりました

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怒涛の食ラッシュ(表題の通り⇒金環日食、部分月食、金星の日面経過)が終わりましたが、世紀の天文現象だった事もあって、テレビでは連日報道されていましたね。知り合いだったり、一方的に知っている人たちが頻繁にテレビに登場していました。
金環日食は、幸運にも晴れ間が広がって、多くの人達が観察出来て本当に良かったと思います。
その後の6月4日の部分月食は、月食が起きる事さえ忘れていましたが、数日前に思い出しました。
しかし当日の夜は雲が多く(地元の立川市)、上の画像(右側)の通り、雲の向こうになんとなく欠けた満月が見えている感じでした。
その後 食が終わった時間に雲が切れ 満月が輝いていました。(残念)
金星の太陽面通過についても、当日の朝は雨で諦めていましたが、一部観測出来たのでラッキーでした。
これらの観測結果はホームページ上にて簡単に紹介させて頂いております。
話しは変わりますが、雲台赤道儀 PanHead EQ が『天文ガイド』誌7月号に紹介されました。
編集部ならびに著者の皆さまに御礼申し上げます。
おかげさまでPanHead EQは人気が高く、海外からも多くのオファーをいただきました。
一眼レフカメラと変わらない小さなボディーに機能を凝縮したことや、ギヤの強力な摺合せ研磨による本格的な赤道儀並みの高い追尾精度が認められたのだと思います。
ユーザーの皆さまからは多くのご意見やご希望、示唆をいただきました。
さて、ここでファーストロットが完売致しました事をご報告申し上げ、お買い求め頂きました方々へは厚く御礼を申し上げます。
現在、セカンドロットを急ピッチで準備しております。一部生産方法の見直しなどを行ない、若干ですが、コストアップによる値上げは避けられません。
何卒、ご理解を頂きたく思っております。
今後の生産スケジュールなどは、随時ホームページ上で発表していきます。

雲台赤道儀 PanHead EQのPモーション

画像少し前(前回)のブログのPanHead EQで撮影したNGC2177の作例をご覧になったお客様から、見事な追尾精度とお褒めの言葉をいただきました。
同時に「もっと大きな赤道儀で写したんじゃないですか?」と冗談半分のご意見もいただきましたので、ピリオディックモーションを検証した写真をお目にかけます。
左の写真は、無作為に選んだ試作品のPanHead EQに、200mm望遠レンズに3倍テレコンバーターを装着して焦点距離600mmで写した実際の星のPモーションの軌跡です。
絞りF22で星像がピクセル等倍までシャープになるようにして13分露出。
ちょうどPモーションの1周期が写っています。
Pモーションの幅は約6ピクセルでした。角度でいえば13″、赤道儀の表記では±6.5″の圧倒的な高精度です。
±6.5″ならば300mm望遠レンズを長時間追尾できます。
これは高級な大型赤道儀でもなかなか達成できない値であることは、天体写真に造形の深い人なら理解していただけるでしょう。
超小型のポタ赤でも±6.5″を達成できるのは、1台ずつ手作りをして3000倍速による強力なエージング(実機によるギヤ研磨)と40倍速によるていねいなエージングを行なっているからです。
また、歯数110枚のウオームホイールでPモーション周期が13分と長いため、数分程度の露出であればPモーションの影響を受ける前に露出を終了できます。
しかしながら、EQシリーズのポータブル赤道儀のポリシーとして、大げさな公称値は慎むようにしています。
中にはもっと精度の悪い個体があるかもしれませんし、長年使うと精度が低下する可能性もあります。
オルゴール赤道儀 MusicBoxEQも、実際は100mm望遠レンズを使えるのですが、半分の性能の50mmレンズを5分
程度追尾可能と公称しています。
PanHead EQのPモーション公称値は±15″としておきます。

太陽観測用機材の準備

画像金環日食の観測準備をそろそろ始めないといけません。5月21日は何処で観測をしようか?・・と(良い条件の日食なので)悩む事も無いのですが、逆に周りの風景なども考慮に入れて、もっと良い場所はないかなどと悩んだりしてしまいます。
このゴールデンウィーク中は、お店を閉めてお客様の観測機材の改造や、組み立てなどやっています。
ゴールデンウィークは6日まで休業致しますが、全ての時間を作業に費やしている訳ではありませんが、自分で使う機材ではないのに楽しく作業をしています。
太陽観測用望遠鏡などひとつの架台に載せたいというご要望や、双眼鏡の対物レンズ側にフィルターを取り付けたりしています。(画像)
その他には、高校の観測施設の赤道儀をE-ZEUS化への改造を、日食に間に合う様にと頼まれています。
そんな中、11月にオーストラリアのケアンズでの皆既日食観測に行こうと、昨年から旅行会社へお願いしていて、飛行機もホテルもほとんど空きが無いと言われていたのですが、ここへきて、ホテルに空きが出たなど、少しだけ明るい知らせが有りました。
今年は、金環日食と金星の日面通過など自宅に居て観測が出来るので、オーストラリアは行けなくてもいいかなと少し思っています。
最後に、PanHeadEQポータブル赤道儀に、太陽用望遠鏡P・S・Tを搭載してみました・・というお客様から画像が送られてきました。PanHeadEQのページに掲載させて頂きました。

ミヤウチBJ-100iC入荷

画像復活を成し遂げたミヤウチの対空双眼望遠鏡「BJ-100iC」大口径100ミリのセミ・アポクロマート仕様が、入荷致しました。
当初は専用トランクケースと20X標準アイピースの他、37Xアイピースもセットにしたものだけのセット販売の予定でしたが、トランクケースは必要無いという、お客様のご要望も御座いましたので、お求め安く、標準の20Xアイピースのみを付けたBJ-100iC本体のみの販売も行います。
本体のみの販売に合わせ、アイピースの単品販売も行ないます。
アイピースは消耗品とも言われておりますが、以前のBJ-100シリーズをお使いのユーザーにとっては、20Xと37Xアイピースの単品販売を始めた事は、朗報ではないでしょうか。
今後、26X(W)も生産の計画が御座います。
国産の老舗双眼鏡メーカーであるミヤウチのBJ-100iC型を、当店店頭にてぜひ ご覧になって下さい。
詳しくは、こちらのホームページをご覧下さい。

雲台赤道儀 PanHead EQ の追尾性能

画像前回に引き続き、PanHeadEQについて、ご紹介致します。
3月中旬に西空に傾いたNGC2177を、EOS5D MKⅡ改造カメラと200mm F2.8で撮影した作例をお目にかけます。
3分露出を3カット、コンポジット合成しました。
ピクセルサイズでも追尾エラーの全く見られない高精度ぶりをご覧ください。
作例画像はこちら

素早いセッティングのできるPanHead EQは、西に沈みそうな天体を急いで撮影する場合はとても便利だと改めて思いました。

このようにPanHead EQは、小型の外観からは想像できないほどのパフォーマンスを発揮します。
その理由は、
(1)押出成形アルミ合金による軽量で剛性の高いボディ。
(2)重いカメラを搭載しても駆動系に負担のかからない設計。
(3)組み立て後、ギヤを徹底的に摺り合わせて高精度化。
(4)ウオームホイール歯数110枚でPモーション周期を13分と長時間化したためギ
ヤのエラーが露呈する前に露出を終了できる。
Pモーションのサインカーブを出したブログ
雲台赤道儀 PanHead EQは、オルゴール赤道儀 MusicBox EQⅡの兄貴分です。
広角レンズによる「星景写真」なら、MusicBox EQⅡで十分なことから、望遠レンズを使用できる高精度と高剛性を実現し、マイコンエンジンによる便利な機能を満載しています。

大きさ:80×145×76mm(突起部を除く)
重さ:880g
搭載重量:約3kg
価格:39,800円
ただいま予約受付中です。

雲台赤道儀 PanHead EQ 予約受付中です

画像超小型星野撮影赤道儀 PanHead EQ(通称:雲台赤道儀)は、200mm望遠レンズを4~5分間追尾できる、小型ながら非常に高性能なポータブル赤道儀です。
オートガイダーにも対応しています。
シーソー式極軸微動ユニット、ドイツ式ユニット、カメラを2台載せるユニット、簡易フォーク式ユニット、外付け極望、リモコンボックス(東西40倍速/2倍速・停止)、オートガイダー用モジュラーケーブルなど、今後発表してゆく予定です。
追尾機能は南北半球で10モードあります。
駆動はステッピング・モーターによる電動 14.7PPSと比較的細かい周波数により、8cm程度までの望遠鏡を搭載して眼視観測も出来ます。
詳細は当店ホームページ(こちら)をご覧ください。

○注目の仕様
出荷前に長時間のナラシ運転(エージング)を行ない、ピリオディックモーションをベンチテスターで確認するため、小型赤道儀とは思えない高精度追尾が特長です。
ターンテーブルは脱着式で赤経粗動回転が可能。
ポタ赤の新たな機能! 10秒間でギヤをなじませすぐに撮影を開始できる「スタンバイスイッチ」装備。
B専用電子レリーズ(EOS kiss、ペンタックスKr/Kxのみ対応)装備。LEDの手元照明装備。
東西の40倍速を使用してデジタルカメラのライブビューで正確な極軸設置
DPPA(Digital Photographic Polar Alignment)法が可能(詳細はブログなどでご紹介します)。
東西の40倍速は眼視用望遠鏡搭載時に便利です。
またユーザーがギヤのエージングをして常に最高のコンディションを保つことにも使えます。
モーターの速度は3色LEDの点滅で明示。ケータイでQRコードを写すとモーター速度の説明が出ます。

大きさ:80×145×76mm(突起部を除く)
重さ:880g
搭載重量:約3kg
価格:39,800円
ただいま予約受付中です。

ミヤウチBJ-100iCの販売再開

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双眼鏡の老舗メーカーである、宮内光学工業㈱の販売部門であった㈲オプトミヤウチが、宮内光学の製品を受け継ぎ今回BJ-100iC型口径100ミリ対空双眼望遠鏡の再販売が決定されました。
宮内光学工業㈱の社長さんが一昨年の年始めに亡くなられてから、ここ二年ほど営業活動から遠ざかっていたミヤウチですが、体制も新たに始動しました。
当店においては、㈲オプトミヤウチの社長さんと今回販売が決まったBJ-100iCについて重ね重ね打ち合わせをしてまいりました。
そしていよいよ来週~再来週(3月上旬)にかけて製品が出来上がってきます。
BJ-100iC型は、三群四枚の口径100㎜セミ・アポクロマートで、アイピース交換型20倍と37倍がセットで、専用のトランクケースが付いた特別セットとして販売されます。
部品の加工と組み立ては全て国内工場で行なわれ、その工程のほとんどがミヤウチで行なわれています。
国内生産はコスト面では、中国やアジアの工場で生産されたものとは比べられませんが、ミヤウチブランドが復活した事に対しては、明るいニュースのひとつだと思います。
今後のミヤウチに期待したいと思います。
詳しくは⇒http://www.skybird.jp/miyauchi_100ic.htm


ケーブルテレビ(CATV) J-COM

画像本日は、ケーブルテレビのJ-COMさんが番組の撮影にいらっしゃいました。
国立天文台教授 渡部潤一先生と心理占星術研究家の鏡リュウジさんが対談の番組の撮影の為、当店「スカイバード」でロケを行いました。
私は、ほんの少しだけの出演でしたが、先生お二人からは、撮影の合い間に大変貴重なお話しを聞かせていただきました。
収録した番組は、3月に放送されます。
話しは変わって、新製品のお話しになりますが「PanHeadEQ」は、順調に生産体制に入りました。
また「Music Box EQⅡ」オルゴール赤道儀については、生産が追いつかず大変お待たせしておりますが、もう暫くお待ち下さい。あと数日中に入荷予定ですので、ご予約のお客様へは入荷次第順次発送を致します。

ウオームホイール歯数110枚の逆説的発想

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ウオームギヤを使った赤道儀は、追尾速度が速くなったり遅くなったり(西へ行ったり東に行ったり)を繰り返します。
この現象をピリオディックモーション(Pモーションまたは周期運動)と言います。
Pモーションの幅の大小で追尾撮影できるレンズの焦点距離が決まります。
ウオームホイールの直径が大きく歯数が多いほどPモーションが減るので、小型の赤道儀はどうしても追尾精度が悪くなります。
Pモーションはウオームスクリュー1回転の周期になるため、ウオームホイール歯数144枚では約10分周期、360枚では約4分周期になります。
PanHead EQは110枚の小さなウオームホイールを採用しているため周期は約13分ですが、これが実用追尾性能を向上させた秘密なのです。

上のグラフは東西に動くPモーションを描いたもので縦軸は露出時間です。
歯数144枚の1周期の10分間のグラフです。
右の写真は縦方向にズラしながら実写した星のPモーションです(市販の赤道儀にて)。
実写はグラフと同じきれいなサインカーブが写ることもあれば、このように他の要因が重なってギザギザに写ることもあります。
フィルム時代は露出時間がPモーションの周期よりも長かったため、Pモーションの幅は全部写ってしまいました。
しかし、デジカメの露出時間は長くても5~6分なので、Pモーションの幅は全部写らないことが多いのです。
Pモーション周期が10分で露出5分の場合、露出開始が運良くグラフの東西中央からだとPモーションは半分しか写りません。
しかし運悪く東西の端からだとPモーションは全部写ってしまいます。
よく「露出時間を短くすれば○mm望遠レンズの撮影成功率○%」と言われますが、成功率の原因のほとんどは極軸設置不良やたわみよりも、Pモーションのどの位置から露出を開始したかによります。

すでにお分かりのように、PanHead EQのPモーション周期13分なら、露出時間が5~6分の場合は影響が1/2~1/3になります。
Pモーションそのものは、100mm~135mmレンズを長時間追尾できる±15″角くらいの普通の性能ですが、実用上は5~6分露出で200mm望遠レンズ以上の追尾が可能です。
小さなギヤの精度と歯数によるPモーション、そして実際の露出時間を想定した逆説的発想により、実用精度の高い仕様になっています。

超小型ポータブル赤道儀 PanHead EQの機能

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大人気のオルゴール赤道儀 MusicBox EQ の兄貴分になる、電動の雲台赤道儀PanHead EQを1月の発売に向けて鋭意進行中です。
オルゴール赤道儀に用いた歯数288枚相当の部分ウオームホイールは、直径に換算するとφ160mmもあるため非常に高精度です。
オルゴールの速度を慎重に調整して、300mm望遠レンズを使用される方までいらっしゃいます(お勧めはしていませんが)。
「オルゴール赤道儀をステッピングモーターで動かせばかなり高精度になる」とのご意見をお客様からいただきます。
確かにそのとおりなのですが、電動にするからには全周ウオームホイールにしてマイコンを搭載し、PanHead EQはまったく異なるポタ赤にしました。

●逆説的発想
小さなウオームホイールはPモーションが大きく精度は悪いです。ウオームホイールは可能な限り大きくすべきです。
しかし、小さくて歯数の少ないウオームホイールはPモーションの周期が長くなります。
PanHead EQは直径56mmで歯数110枚と少ないウオームホイールを採用しました。
Pモーションは100~135mm望遠レンズを長時間追尾できる±15″角くらいですが、周期は約13分と長くなります。デジカメの星野写真は5~6分しか露出しないので、±15″角の半分以下の影響しか受けずに露出完了となるため、200mm~300mmを確実に撮影できます。
「あえて歯数の少ないウオームホイールを採用する」という逆説的発想が、PanHeado EQ 赤道儀の実用性能を向上させています。

●電動ならではの機能
ポータブル赤道儀は、元々は自作するものであったためか? 恒星時で回転するだけの台座で充分との見解もあるようです。
しかし、電動にするからには「星野写真撮影機」としての便利な機能を投入すべきです。
世界初の機能が「スタンバイ・ボタン」です。
赤道儀は設置やカメラの構図を変えた直後はギヤがなじんでいないため、数分間待ってから撮影開始する必要がありますが、スタンバイ・ボタンは10秒間でギヤをなじませ、すぐに撮影できる機能です。
順行/逆行の40倍速は眼視鏡筒を乗せたときに便利です。
メンテナンスとしてギヤのエージングにも使えます。
また、デジカメのライブビューを極望代わりにして、極軸設置を容易に正確に行なう「カーチス・デジカメ法」(詳細は別の機会に)のために搭載しています。

機能は上の写真でご説明します。
基本スペックは下記のとおりです。改良のため変更される場合もあります。
搭載可能重量:雲台を含めて約3.0kg
北極星のぞき穴:素通し等倍(実視界約8度)
動作電源:単三電池×6本、Ni-MH充電池、Ni-Cd充電池にも対応
連続作動時間:約12時間(20℃、アルカリ乾電池使用)
別売アクセサリー:外装極軸望遠鏡、傾斜計分度器(目盛1度)、リモコンボックス(東西40倍速/2倍速・停止)、オートガイダー用モジュラーケーブル、シーソー式極軸微動マウント。
簡易ドイツ型アーム。
大きさ:80×142×6mm(突起部を除く) 重さ:約900g。
予定価格:40,000円程度。

超小型ポタ赤 雲台赤道儀 PanHead EQを発売します。

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オルゴール赤道儀 MusicBox EQⅡの兄貴分のポータブル赤道儀として、超小型の雲台赤道儀 PanHeadEQを発売いたします。
年内はこのブログなどで機能をご紹介して、年始から供給させていただく予定です。
写真はアルミ地金の白組みです。
お好みの色などのご意見をお待ちしています。
●雲台赤道儀 PanHead EQ
追尾機能は南北半球で10モードあります。
恒星時(キングスレート)、0.66倍速、太陽時(平均速度)、月追尾(平均速度)、東西の40倍高速。
北半球・南半球切替。
微動:ウォームホイールによる全周微動、φ56mm・歯数110枚
ウォーム軸:φ12mm、材質:真鍮
極軸:φ25mm、材質:真鍮
ベアリング数:4個
駆動:ステッピング・モーターによる電動
搭載可能重量:雲台を含めて約3.0kg
北極星のぞき穴:素通し等倍(実視界約8)°


○動作電源:単三電池×6本、Ni-MH充電池、Ni-Cd充電池に対応
連続作動時間:約12時間(20℃、アルカリ乾電池使用)

○注目の機能:ターンテーブルは着脱式で粗動回転可能。
10秒間でギヤをなじませすぐに撮影を開始できる「スタンバイスイッチ」装備。
B(バルブ)専用電子レリーズ(キヤノンEOS kiss、ペンタックスKr/Kxのみ対応)。
LEDの手元照明。
東西の40倍速を使用してデジタルカメラのライブビューで極軸設置(Digital Photographic Polar Alignment)が可能。
東西の40倍速はユーザーがギヤのエージングをして常に最高のコンディションを保つことにも使える。

○別売アクセサリー:極軸望遠鏡、傾斜計分度器(目盛1度)、リモコンボックス(東西40倍速/2倍速・停止)、
オートガイダー用モジュラーケーブル、シーソー式極軸微動マウント。
簡易ドイツ型アーム。

大きさ:80×142×6mm(突起部を除く)
重さ:約900g
予定価格:40,000円程度